2009-05-13から1日間の記事一覧
久々紙の無駄なのだが、しかも滅多に文句を言うことのない書評ページ。だって余りにひどいんだもん。 この書評纏めてしまえば、青木淳悟は小説らしい作品を書こうとしない素晴らしい作家である、ただそれだけ。一般人でも言えることを書いただけ。青木作品を…
今まで読んだこの作家の作品のなかでは一番面白く読めた。場面転換がうまいというのも今作品ではじめて実感できたし、新人賞受賞作のなかで見られたような、一見意味ありげで思わせぶりな訳の分からないシーンの挿入もない。その逆に、物語と全く関係がない…
せっかく文學界新人賞を取ったのだから芥川賞を、と編集者に迫られたのか分からないが、珍しくリアリズム。しかも理系の研究機関が抱える孤立感という社会的な問題まで織り込んでいる。だが作品としては結局前半でやたら退屈な近代文学そのものといった情景…
たとえば犬飼(いぬかい)とか鵜飼(うかい)なんて苗字としてそう珍しいわけでもなく、社会人にでもなればある程度見聞にはいっているはずで、二飼を「ニカウ」と読ませるのはちょっと無理があるだろう。あまりに話を作りすぎではないか。 そしていつもなが…
この小説のどこにひっかかれば良いのかよく分からない。せっかくブログを持ち出しているのに、そこで書く内容と地の部分がシームレスで少しも面白くない。ちょっと対立しつつでも根底では信頼しつつという「安定期」にある主人公を含む祖父母の関係もあまり…
ずっと義足だった父の健常者への鬱屈とか、その父への一人息子の鬱屈はあまりこちらに伝わってこない。なぜこの二人は主人公が若いときのみならず、そんなに対立することになったのか。舅としての父と嫁との水道をめぐる対立とか原因めいたものは書かれてい…
まるで自分の身代わりのように死んでしまった後輩のことについてもっと語られるかと思ったら、想像以上にあっさりとしている。また途中伯父やその兄弟、イトコが立て続けに語られ、関係がにわかに分かり辛い箇所があった。そのなかで(自分の)父が、母が早…
以前書いたかもしれないお手軽ペペロンチーノですが、ほぼ完成形に近づいたと言っても良いかもしれません。結構食べれます。 それは、ある輸入食材店で偶然、バジルペーストを手に入れてしまったからなんですが、これを加えるだけで随分違ってきました。 ま…