2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

(←訂正)『恋する原発』高橋源一郎

昨日の朝日新聞を読んで、いろいろ思うところあり、高橋源一郎のこの小説の評価を変えることとする。 この記事なのだが、なんでも佐賀県のある市で被災地のガレキの処理を受け入れる決定をしたところ、放射能を懸念したのであろう「安全な九州を守って」とか…

『群像』 2011.11 番外編

さて、読解力猿並みのブログへようこそ。 もし何かの間違いで作家志望とかでたまたま立ち寄った方はここでお立ち去りください。激しい時間の無駄です。それに、とりわけ今日は、あまり文学っぽいことを書きません。 今年も終わりですが、今年はなんといって…

『Tシャツ』木下古栗

すげー、脱帽だー、なんだこりゃー、うわー、という作品。単行本も晴れて講談社から出たのに今回は巻頭掲載ではないし、直前作でほんの少しながら停滞感があったんで油断してた。やられた。見事に。 巻頭の高橋源一郎に目を引かれてこの号の群像を買って、こ…

『スリーナインで大往生』長嶋有

いぜん同様の趣向の作品を書いていて、その続きという作者自身の言及で思い出し、ここでの評価を見てみたら[面白い]だった。しかし今回は・・・・・・。 これが震災によって変わったということ?(まあ、そんな事は多分ないだろう。) 今一度前作を読み返すような…

『恋する原発』高橋源一郎

題名はすごく良い気がしたんだけどなあ。さいきんはまともな評論とか新聞に書いていたりとその手の活動も目立つせいか、こういうスタイルにどうも無理を感じるんだよなあ。CFNMの、なんとなくこれは日本的発展型なのかなと思わせるセンズリ見せがネタと…

『群像』 2011.11 読切作品

パンパンに身が詰まったようなカマスが安く売られていたのでゲットして捌いたら、胃の中にワカサギ(湖とかで穴くりぬいて釣る奴)くらいの大きさのイワシのような魚が数尾出てきました。ちょっと溶けかかっていてヌルヌルでした。ニシンとかタラとかなら多…