2011-08-18から1日間の記事一覧

『文學界』2011.5月号

連載作品と他のコラム的なものを読むために借りるかもしれませんが、この号の読切作品は読むつもりがありません。 あ、それから辻仁成の連載ですがただでさえ全く読む気がしないところ、キャッチコピーがすごいですね。"二十世紀初頭のパリを舞台に日本人外…

『二人の複数』穂田川洋山

中心はある男が「誰か」に憑かれている(ので複数に見えているかもしれない)という妄想のような話なんだが、そこへ至る話の運びやディテールが工夫されていて良い。主人公の同棲相手がいずことも知れずどこかへ出かけるという入りが何かなと思わせ、また主…

『神さま』田山朔美

よほど実生活で何かあったのかもしれないと勘ぐってしまうくらいだが、宗教というのは何よりこの作家を動かすテーマなんだろうな。 でもこの作品では少し控えめ。新興宗教の話もでてくるが主人公の過去の決別が語られるだけでとってつけたような印象すらある…

『青』花村萬月

読むつもりがなかったのだけれど、音楽の話だったので一気に読んでしまった。17歳でブルースというのはすごいなあ。 この人は書き方が上から目線的な薀蓄口調になるので、ネット世代には好かれないかもしれないけれど、なるほどと思うところは思う。 また…

『文學界』2011.4月号

読んだ作品は項目別にしますので、それ以外について以下に。 よしもとばなな・・・読む気なし 内田樹・・・載っている意味がわかりません。何これ? 柄谷×山口対談・・・読んだけど現状分析を行う山口氏と柄谷との展望とのギャップがすごくてついていけませ…

『文學界』2011.3月号

この号については、読む所無かったので見出し単位に格下げ。小林信彦?パス。 「復活の批評 大澤信亮」これだけ三分の一くらい読みました。有名批評家の悪口っぽいことを書いているのが面白かったですね。後半の飛躍についていけませんでしたが、この人はそ…

『文學界』 2011.4 読切作品

新しいiPodのイヤホンの「L」と「R」が見にくいので油性マジックで書いてしまおうか迷っています。 先日ひょっとして冷夏?とかここで書いてこのザマな毎日です。8月って気圧配置が安定するとしばらく続くので今年は南の高気圧が弱いパターンかと思ったん…