2011-06-14から1日間の記事一覧

『好きな女性の仕草』道尾秀介

この道尾秀介さんというのもどういう人か知らないが、よくこんなチョンガーの内輪話みたいなのが群像に載ったな。何だこの「んーふー」って?幼児性ばかりが前面に出ていて、最近は草食系などとも言われ男性=マッチョという世界観が低下してヨシヨシと思っ…

『老婆の災難』松家仁之

編集者とあるだけで、どういう人なのかさっぱり分からず、失礼なことを書くかもしれない。ちょっとこわごわ書いてるが、許してもらおう。だってこの人が非難している製紙会社の立場からすれば、まったくの言いがかりだもん。 いや親族が交通事故に会ったとい…

『ライスカレー少女』加藤幸子

まだセックスに嫌悪感しかないような年頃の女の子がカレーを作る様子がほほえましく、またその母親に対する態度が、すでに同姓としての反感が混じっているのが面白い。この作家、年代は結構いってるのに、今まで読んだどの作品も結構面白くて、枯れてないよ…

『猫の女の子』荻世いをら

まったく申し訳ないが、毎度のことながらこの人の作品にはほとんど全く感想が浮かばない。どこが面白みなのかが、私の無い頭では理解できないようだ。 そもそもの出だしからして全く乗れない。ちょっと変わった女の子が駐輪場にいて、男が声をかけるとホイホ…

『不可能』松浦寿輝

いぜんは飛び飛び掲載だったのが、連続掲載されて、すっかり平岡の虚無に馴染んでしまったというか、面白く読めてしまった。ここで不可能に見えたことはたんなるトリックにすぎず、しかも一世紀近く前のトリックのレベルと言ってもよく、しかし、純文学に慣…

『PK』伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の名があるだけで群像の売り上げが少しでも伸びればと思うと、[紙の無駄]にもできません。もどかしいです。 サッカーの話ってだけで私的にはすでに減点。あれ?松波太郎のときはそんな事なかったじゃない?とか言わないように。サッカーだけならま…

『群像』 2011.5 読切作品ほか

以前手に吹き出物が、という話をしましたが、あれから、からだの他の場所に万が一移ったら厄介だなと思って、寝る前に消毒用せっけんで丹念に手を洗い、消毒用アルコールをすりこんでいたら、みるみる治りました。ともあれ内臓疾患ではなさそうなのですが、…