『好きな女性の仕草』道尾秀介

この道尾秀介さんというのもどういう人か知らないが、よくこんなチョンガーの内輪話みたいなのが群像に載ったな。何だこの「んーふー」って?幼児性ばかりが前面に出ていて、最近は草食系などとも言われ男性=マッチョという世界観が低下してヨシヨシと思ってたが、不況でもってまたぞろ女性を「守られる性」として枠にはめるような見方が復活してるの?
で、何一つこのエッセイに共感しないし、男性でありながらこの手の話を男性同士で全くしたことのないという私だから、好きな女性の仕草も、といって嫌いな仕草も全く浮かばないのだが(昔は鼻から煙を出そうとしない女性のタバコの吸い方が嫌だったが最近はどうでもよい)、場外馬券場に一人で来たらしい女性がゴール前の直線でじっと静かに競馬新聞を手すりに叩きつけていたのと、川崎重工エリミネーターで配達をしていた女性の無駄の全くないギリギリの足も付かないすり抜けは、映像として今も残っている。(エリミネーターが何なのか羽田圭介氏ならすぐに分かるだろう。)