2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『創る人52人の2011年日記リレー』

ちょい昔の山城むつみ氏の隔月連載が載っている号を除けば、殆ど読み返さないし家も狭いので、大部分捨ててしまっている「新潮」だから、100年保存とうたわれているこの号も100年どころか我が家では2年も保存しないだろう。飴屋法水磯崎新野田秀樹都…

『新潮』 2012.3 読切作品ほか

ちょっと油断していたら一ヶ月ぶりぐらいに尻の穴が破れました。 ところで、日本からアメリカに自分が悪い電波か呪いかなんかを送っているんじゃないかと最近思います。というのは、NBAのプレイオフをしつこく見ているのですが、ここ5、6試合ぐらい自分…

『空を仰いで、』こだま和文

もはや一年近くもまえになるコラムに文句をつけるわけではないが、これまでの核実験による放射性物質の飛散の結果として現在ガンや心筋梗塞が増えているのではないか、という推測が述べられているところを見て思う。にもかかわらず平均寿命が一貫して高水準…

『電線と老人』中原文夫

強力な連載陣を除けば、小説ではいちばん巻末のものが面白かったという結果に(すいません原田マハさんのは読まずに言ってます)。死をやたらと恐れ、日々綿密に計画を練って、診療科目ごとにもっとも良い医者をもとめて病院通いをする金持ち老人を扱ってい…

『しらふで生きる方法』桜井鈴茂

題名のとおり。なんのヒネリもなく、アルコール中毒を題材にした作品だ。で、このヒネリのなさに見られるがごとく、志には生真面目なものを感じるのだけれど、いかんせん、アル中にいたったいきさつにせよ、その途上での修羅場にせよ、立ち直りの過程にせよ…

『共喰い』田中慎弥

「性」に「暴力」ですか、たしかに永遠のテーマではあるけど、その扱い方はいったいいつの小説なんだよ、という感じは残る。もう返してしまったので確かめることはできないが、物語の時代は相当前のことだろから、こんなに放縦な父親がいまどきいるわけもな…

『すばる』 2011.10 読切作品ほか

中くらいのサバが一尾100円で売っているとつい買いだめしてしまうのですが、4日前に揚げたサバを食べたらお腹こわしました。 ところで、いまだかつて一度たりとも反原発のデモとか署名的なものに参加したことがありません。本当に原発なしでやっていける…