2007-03-26から1日間の記事一覧

その他

・『映画としての宗教』中沢新一 1回目がひどく詰まらなく、2回目は未読。 ・『狂言 なごりが原』石牟礼道子 戯曲的なものは慣れていないせいか読み辛く未読。 ・連載モノ『あまりに野蛮な』津島佑子がほんの少しだけ、面白くなってきそうな感じだ。 町田…

『プレカリアートの憂鬱』雨宮処凛

生活保護をめぐる問題なのだが、役所の窓口作戦とか、もっとその辺を書いてくれると面白かった。 それでも群像の中では面白く、込められたメッセージは、やや単純ではあるが、共感できる部分もある。 資本のグローバル化というものの力は凄まじいものだと思…

古井由吉+松浦寿輝の対談

しごく真面目な対談。松浦の人柄と言うべきか。 エピソード的なものとか笑いの要素が少なく、読んだ側から内容が自分に残らず、流れ出していく感じ。 古井さんは、どうしてもホストではなくゲストになってしまうから、対談相手が面白くないと。

『セーター』レイ・ヴァクサヴィッチ 岸本佐知子訳

すごい短い作品で、しかしなかなか描写や会話に味のある作品なんだけれど、最近はこういったミニマリズム系作品の背景みたいなもの(生活の余裕感)とあまり相容れないせいか、魅力は感じない。

『B39-Ⅱ』吉村萬壱

その後を描くのかと思いきや、いつかの文學界に載った作品の裏バージョン的内容。 あんなどうでも良い話の裏を読みたいとか、読んで良かったとかいう人がいったいどれくらいいるのだろうか? 労働の現場にしてもよく分からぬゴム製品という発想そのものは面…

『新・連作小説 妹思い』藤野千夜

なんだこれは。 どうしてこんな中身のない男が純文学の主人公になるんだ? 掲載する雑誌間違えてない?

『群像』 2007.3 続き

オイいつまで3月号か、という疑問に答えるのなら、群像の4月号も買っていて、4月号も連載だけは読んだよ、と。 しかし、最近の群像はつまらんなー。 あとこの状態が何ヶ月か続いたら、マジで買うのやめるぞ。 町田康の連載と、プレカリアートの憂鬱しか面…