2008-02-05から1日間の記事一覧

『鹿の目』吉村萬壱

やや緩和されてはいるがいつもの芸風という感じ。露悪的なエロというか。女が鹿の目をしているというが、尋常ではない事が目で分かる場合というのが人間には時にある事は確かではあるものの、読んでいて身に迫るようなリアリティがほとんど感じられない。よ…

『聖書の煙草』田中慎弥

設定は働かず家で酒ばかり飲んでいる30代男性が主人公で、母親が彼を養っている。これは単なる推測だが、田中慎弥がいちばん自然体で書ける設定なのではないか。まず今のぐうたらな状況が語られ、主人公は反省しつつも決してその生活を変えようとはしない…

『長い終わりが始まる』山崎ナオコーラ

モラトリアム終了間近の大学生の音楽サークルでの日々。純粋リアリズム系で不合理要素はゼロ。以上。・・・・・・。 というふうに、これだけで要約を終わらせることもできる小説。そういうのはもういいや、という人はとくに読む必要はないだろう。芥川賞の候補にな…

餃子でいろいろ騒がれてますが、冷凍食品ってオカズ系はなんか割高っぽくないですか。ぜったい自分で作って冷凍したほうが美味しくて安いです。 一方、加ト吉の素讃岐うどんとか、マ・マーとか麺類は便利で安いですね。乾麺茹でるのとたいして味も変わらない…