2006-12-13から1日間の記事一覧

その他書評

川上弘美の『真鶴』についての書評あり。 久々に川上の文章を書評者の引用で読んだが、ほんの少しの引用を読んだだけで、以前に川上の文章を読んだときの気持ちの悪さが蘇る。 川上の文章は気持ちが悪い。リズムが全く合わないのだ。 へんなりズムで句点を入…

『文学まであと少し』田中和生

題名も、書き出しも、読む気を全く起こさせない評論家である。 文学雑誌を買うと、比較的短い評論的なものからパラパラ読むのだが、これほど読む気を起こさせないものも珍しい。

『上機嫌な私』小谷野敦

愛という言葉についての考察。 基本的なベースは「安易な近代批判」にたいする批判、といったところ。 テーマ自体は、それほど興味がある話題ではないし、今この人が中心にしている谷崎にも今のところ興味がないのだけれど、最後まで読ませる。 さすがに言及…

『私のマルクス』佐藤優

この人がすごい博識で行動力があるのは伝わってくるが、書いていることに全く興味は湧かないなあ。

保坂和志がこっちでも小島信夫の追悼文を書いている。

小島信夫だったら、他にいくらでも知ってる(書ける)人いるだろうに、なんでまた保坂なのか?『文學界』編集者のこの工夫の無さは、ほんとに『文學界』をつまらなくしている。保坂が『新潮』に追悼文書くだろうことは事前にきっと分かってる事なんだろうけ…

辻仁成の連載が今回で終わり。どうぞどうぞ。

(ついでに石原都知事の連載も止めればいいのに。。。おっと)

『B39』吉村萬壱。

たまたまページを開いて読んだのだけど、これは一体なんだ、という感じ。 インモラルなセックスを描くのは別に構わないけれど、金を出してまでこんなものは読みたくないというのが、正直な感想。 ハッテンサウナの様子とか、ちょっとしたリアリティなのだが…

『文學界』 2007.1

よくもまあ私の気に入らない作家ばかり集めたもんだなあ、の『文學界』 今月号から、矢作俊彦(と椎名誠)の連載が始まるのと、新年号ということで買ってみた。