『B39』吉村萬壱。

たまたまページを開いて読んだのだけど、これは一体なんだ、という感じ。
インモラルなセックスを描くのは別に構わないけれど、金を出してまでこんなものは読みたくないというのが、正直な感想。
ハッテンサウナの様子とか、ちょっとしたリアリティなのだが(ホント都心のサウナとかネットリとした遠慮の無い視線を送ってくる人がいて初めて経験するとカルチャーショックだと思う)、乱交パーティの様子とかは、ちょっと無理があるような、でも参加したこと無いし。
現実のああいうシチュエーションの汚さというのは確かにある。それをテーマとするのも十分アリだろう。けど、やっぱこんなものは読みたくないんだよなあ。
読んでいて気分が悪くなってまで文学とは付き合いたくない。