2011-07-02から1日間の記事一覧

『すきずき』瀬戸良枝

うーい。この小説について何を書けば良いのやら。読んだのでなんか書こうと思うのだが、まったく関心のないような話がまったく関心のないように運んで終わる。何しろ、働く必要がいっさいなくてそれどころか良い食事を毎晩楽しんでもぜんぜん平気な一人身の…

『水際の声』谷崎由依

あまり良いこと書いてなかった作家なので、気に入るところあればいいなあと思いつつ、こりゃダメと思ったら途中で潔く止めようとも頭におきつつ漫然と読みはじめたら、深夜にかかってくる見知らぬ人の悩みを電話で受け止めるという職業に従ずるひとの話。 お…

『癌だましい』山内令南

うーん・・・・・・。単調というか一本調子の印象はぬぐいがたいな。だからそれほど楽しんで読んだとは言えない。 純文学だから、とくにストーリーなど無いっていう作品は多く、この作品も主人公が徐々にガンに侵されしかも死ぬところまで行かないわけで、その範疇…

『文學界』 2011.6 文學界新人賞その2ほか

またサッカーを小ばかにしますが「なでしこジャパン」ってなんですかね。これは本当にただのバカじゃないでしょうか? そういうネーミングはサッカーに限らないのでしょうが。 海だとかプール開きの季節ですが、むかしよく海にいったときに思ったのは「海で…