2010-06-11から1日間の記事一覧

『自由高さH』穂田川洋山

私などがここで激賞してしまうともしかしたら却って作者の方にとっては迷惑かもしれない。このブログに馴染んでいる人でそう思っている人もいるだろうし、自分でも分かっているのだが、この作品を前にしては、困った。良い事しか書けない。 作品としては一年…

『乾燥腕』鶴川健吉

小説としていえば、どちらかといえばツライというか、読み進めることがそれほど苦ではないにしても、読みながら面白いという感じが訪れることが少なかった。何といえばいいのか、「動き」が無さ過ぎるといったらいいのだろうか。いくら話しに動きがなかろう…

『文學界』 2010.6 新人賞2作

以前住んでいた街を偶然通りかかったので、ゆっくりバイクで流してみたんですが、何度か訪れた事のあるスパゲティ屋が跡形も無くただの民家になっていて少し淋しかったです。店主が病気とか、たんにやる気をなくしたとかそういう可能性だって充分考えられる…