『文學界』 2010.6 新人賞2作

以前住んでいた街を偶然通りかかったので、ゆっくりバイクで流してみたんですが、何度か訪れた事のあるスパゲティ屋が跡形も無くただの民家になっていて少し淋しかったです。店主が病気とか、たんにやる気をなくしたとかそういう可能性だって充分考えられるのに、(こういう時代だから・・・)とつい思ってしまうのは、私が時代の言説に毒されている証拠ですね。
ボンゴレ、といってもトマトを使わないアサリだけのスパでしたが、とても美味しかったのにと思うものの、しかし何といっても私が住んでいた街ですから。標準的な量よりやや多いとはいえ、一皿1000円近いとなると、客も少なくなろうというもの。
しかし、こうもゼンショー系ばかりが残っても、外食するならばせっかくなら楽しみたいと思いがあるのであれば、かえって外食しなくなると思うのですが、そう感じるのは私だけでしょうか。
と、都心に住んでる人には通じない話をしました。


先日はこのブログいつもとパターンを変えましたので、今回も先日発表された新人賞だけ先走って書いてみます。とりあえず今日は『文學界』のものから。