2008-07-24から1日間の記事一覧

『新しいビルディング』青山七恵

年齢のほとんど違わない芥川賞作家の最新作を2作連続で読めたのだが、読後の感想は、この2人じつに対照的だな、というもの。青山作品を読んでいても、野心的な試みは殆ど見られない。いや、もしかしたら一行一行丹念に検討していけば発見はあるのかもしれ…

『しょうがの味は熱い』綿矢りさ

長いこと待たせながら、ベタなものを書いてみたかったとか言い訳して芸能界の内幕もの的な作品を上梓し、おそらく本人もじゅうぶん予想したであろう不評も多少招いてしまった綿矢りさ。これは、そろそろ直球勝負だろうとみて、たいへん期待して読んだのだが…

『文學界』 2008.8 読切作品

ジョギングが実はカラダに良くない説って結構前に流行ったような気がするのですが、その真偽は別として、近所の公園で午後3時くらいの一番暑い時間帯にジョギングしている人たちは、直感的に絶対カラダに悪いことをしている!と思ってしまいます。Tシャツと…