2008-01-25から1日間の記事一覧

『小説と評論の環境問題』高橋源一郎+田中和生+東 浩紀

鼎談が行われたきっかけは高橋×田中なんだけど、より深い対立は東×田中といった雰囲気。 東 浩紀・・・近代社会の病巣でもある近代文学を葬りたい 田中和生・・・自分のメシの種としても近代文学を残したい 高橋源一郎・・・近代文学を葬る意義は認めつつ愛…

『かもめの日』黒川 創

いちおうすんなり読めた事をもって、面白い、とはしたが、私より評価を低く見るひとは結構いそうな作品。 文筆家業の男性がでてくるのだが、その人物が小説中で書く作品とこの小説じたいがダブるようなところがある。メタフィクションと構えてしまうほどのも…

『新潮』 2008.2

文芸誌にあの新風舎の広告がまだ載ってたりするんですが、この著者さんもひょっとして・・・と思うと物悲しさが漂いますね。 それにしても、その広告の中身自体、読みたいと思わせるような内容のものはひとつとしてありません。これでは、倒産も仕方ないのかな…