『未来の読者へ――「子ども」の小説と「原発」の小説を書いて』高橋源一郎×川上弘美

このお題目で対談して、高橋源一郎が「9・11と3・11は大きかった」といったのをうけて、川上が「私はサリン事件かな」と返したところ、この空気の読めなさがすごい好きだ。川上弘美は小説家だな、と思ったのであった。高橋はやはりただの近代文学=国民文学のひとであって、川上弘美のほうが後々まで残るのかもしれない。