『笑う母』森内俊雄

母と母。実の母と、妻の母の過去を振り返る話で、かなり自伝的要素が強そう。私小説という分量もなく、総括的に振り返ろうとしたせいか、断片の記述ばかりであまり残念ながら記憶に残ってくれそうにない。読んでいるあいだ面白いだけでも充分といえばそうなんだが。