『エイを探しに』稲葉真弓

半島の別荘地であれこれする例のアレ。さぞやいい所なんだろうが、なんの興味もないし、どうも生きている人間の欲望がぎらついていているせいなのか、昔栄えた頃のその地方について語っていても、不思議と何かの感慨を呼び起こすこともない。こういうのもあまりない。