『土産』松井周

最初はとうもろこしかなんかの擬人化かと思ったけど、とにかく何が書きたいのか最後までさっぱり掴めない。私の読解力と感受性では歯が立ちません。
このわけの分からない生物が二体いて、ふらふらあてどなく歩くだけの話で、二体の間で交わされる会話の内容もなんか幼稚というか、やや一貫性を欠くような所もあって楽しむ要素がない。それどころか、海と膿のところでは危うく投げ出しそうになった。
一点、交尾みたいなことをするとこは、やや創造力を感じて面白かった。ほかなにも私に残るものなし。