『批評と殺生』大澤信亮

途中に挟み込まれる近世に布教に来た人がでてくる物語みたいなものと、全体の、ラストなんかはとくにそうなんだけど修辞の美文調に萎えた気持ちになる。内容が観念的で、成否というより説得力の有無が問題になるような内容だっただけに、こういう文章になってしまうのも致し方ないのかもしれないが、それにしても書かれている事に比べ全体のボリュームが長い。