『ネフェルティティと亀』青山真治

子供の居ない夫婦のけっして別れるところまではいかない程度の倦怠が淡々と、しかしときたま粘っこい文章で綴られる。ときに緊張感は生じるのだが、より根底にある信頼は失われず、といった感じの関係だろうか。それ以上の感想はほとんどない。