『マックス・ケース』深津望

近未来SF的な舞台設定が、やや平易でありがちな感じは否めない。それでも、現在に対する批評意識を持っているぶん私はちょっと甘く評価してみたくなる。そういうガッツがあるかぎり、あればこそ、技術だっていつか獲得できるはずなのだから。