『箱庭』海猫沢めろん

途中けっこう長いんだけど、なんかこういう子供たちが勝手に幻想を作り上げて、みたいなものはそのシーンを読んでいるだけで退屈。デジャブな感じもするし。話の大筋も、ありがちな「皆と仲間になりたい醜人の善行裏目もの」というか、よくありますでしょう、醜くて世の中に受け入れられない人がなんかのきっかけで良い事をしようと一所懸命やったら却って裏目に出て非難ごうごうになってしまう話。ラストがなんか意味ありげなのもつまらない。
しかしこの作家は性風俗に詳しいな。


ついでに最近読んだ3月号から。