『プレカリアートの憂鬱』⑤ 雨宮処凛

今回は小説家を目指している人の話で、夢を持っているぶん、なんか救われてしまっている。普通に俳優だの文筆業だのを目指していて結果としてビンボーな人よりは悲惨な成り行きなのだが、それにしても、はっきりと目指すものがあるだけいいのではないか、と思ってしまう。
また夢が、小説家になる、などというあまり上等とはいえないようなものだったのが、より興ざめさせる事となった。この連載のファンだけに今月は残念。