2007-01-24 『私のマルクス』佐藤優 面白い そもそも誰が佐藤優の半生など知りたいと思うのだろう? という疑問もあるのだが、これが意外にも面白く読めた。 神学部の学生が学生運動とどのように関わったのか、というのは、けっこう面白いテーマである。 マルクスはともかくマルクス主義者は宗教を否定する側にあり、学生運動そのもののバックボーンは言わずもがなその殆どがマルクスなのだから。 アンビバレントだろうなあと思いつつ、それでも抵抗の時代にあるとやはり、神学部の学生であっても、マルクスとは距離をおきつつ抵抗するようである。 学生運動を扱ったものには弱いね、わたし。