2011-04-19から1日間の記事一覧

『餞(はなむけ)』勝見洋一

ここで文學界のほかの小説にふれると、村田喜代子の連作は、尖閣だとか対馬だとか最近なにかと騒がしい地域にかんする話も出てくるようなのだが、この人の小説面白いと思ったことないしパス。辻井喬も椎名誠も読まずともどうせ想像の範囲だろうということで…

『WANTED!! かい人21面相』赤染晶子

典型的な芥川賞受賞第一作。芥川賞受賞を是とする人は安心して読める作品。しかし、悪く言えば二番煎じ、か。 女の子と教師が学校で繰り広げるドタバタ劇であって、芥川賞作品より年齢層が下がっているだけ、ともいえる。ただ、恥ずかしながら前作の評をあち…

『文學界』 2011.2 読切作品

セブンスターが手に入らず、ジタンとかゴロワーズを買っているんですが、結構旨いですね。コンビニで売ればいいのに。 一ヶ月もたつと流石に地震のこともあまり言及されなくなってきているかのようですので、逆にあの日のことを書き記そうと思うのですが、少…