2010-06-18から1日間の記事一覧

『後悔さきにたたず』野水陽介

この評価はさすがに「大盤振る舞い」かもしれない、と半分くらい思っているが、それなりの意義ある小説とは思う。それについてはおいおい。 文章のひとつひとつは悪いとは思えない。それどころか、ときにリズミカルな表現なども見られ、退屈もしない。だから…

『朝が止まる』淺川継太

文學界の新人賞についてあれだけ書いておきながら、またこの評価だが、私の場合は「大盤振る舞い」の気分は全くない。じつに楽しませてもらったし、作者は「(読者が)無事にすまないように」と書いているのだが、この作品は突き刺さった。記憶にも残るだろ…

『群像』 2010.6 新人賞2作

ここ何大会か、それが記憶にないくらい見ていないサッカーのWC(←トイレじゃないですよ)ですが、先日たまたまスペインとどこかの試合を見ました。 ただし見たといってもハーフだけですが、見ながら、なぜにサッカーは面白くないのか漫然と考えていまして…