2008-01-21から1日間の記事一覧

『墓の光景』窪島誠一郎

読みきり作品のなかではいちばん読みやすかったので読んだのだが・・・。戦前養子に出されその後成功した画家が、実の父親や、養母の愛人などを含めたその経緯を戦時中のことを中心にいろいろ振り返るといった内容。 養母やその愛人の当時の様子を描いた部分は…

『「人間をおとしめる」とはどういうことか』大江健三郎

『沖縄ノート』をめぐる裁判で、今まで書いていなかった舞台裏とかそういう話を期待したのだけど、どうも公式なステイトメントという感じの内容で、以前朝日新聞に書いた(らしい)事の繰り返しというか大差ない感じ。曽野綾子の誤読といえば確かに誤読とし…

なぜか『すばる』2008.2

連載を読んでないので買うこともあまりない『すばる』ですが、大江健三郎の裁判についてのコメントを読みたくて買ってみました。 以前『すばる』はポスコロっぽいなあという事を書いた覚えがあるのですが、今月も変わってないですね。朝鮮の記事と沖縄の記事…