なぜか『すばる』2008.2

連載を読んでないので買うこともあまりない『すばる』ですが、大江健三郎の裁判についてのコメントを読みたくて買ってみました。


以前『すばる』はポスコロっぽいなあという事を書いた覚えがあるのですが、今月も変わってないですね。朝鮮の記事と沖縄の記事(大江氏のものを除く)が今回は目立ちました。あと『すばる』は美術、音楽、演劇などの評論・情報が充実しているのも特徴で、興味がないわけではないけど、音楽や映画などの話ならその手の雑誌を買えばいいんじゃないのかとか思う私としては、食指の動かないページが多いなあという印象。紀行ものなんかも読めばそれなりに面白く読めるものの私はいらない。どうも政治経済や刑事事件などのきなくさい話がない総合誌って感じなんですよね。
『すばる』のなかで、はっきり止めたほうがいいんじゃないか、と思うのは読者の感想ページ。いつみても生ぬるい賛辞の読者評ばかりで、まったく無意味ではないか、と。