昨日この日記を書いてしばらくして、この高橋のコラムを読み返してみたが、やはりヒドイ。 高橋は当初、小説は小説家にしか分からない、と言ったのだ。 小説は書いてみないと分からない、などと言ったわけではないのだ。 より詳しく言ってみれば、小説という…

読みはじめたときはこれは大人向け童話みたいなもんかなあ、と思ったけど、大人向けのひねりも皮肉もなく、ただのオハナシ。これも非リアリズムであり、たとえば苔についての描写をもっと濃厚に、そして工夫すれば少しは魅力がでたのかもしれないが。 読んで…

なんか観念的な描写が多くて疲れてしまった。情景の喚起力は充分あるのだから、きっと文章はそれほど悪いものでもないのだろうが、それにしてもこの心理はいったいどういう事なのか、とか読み込みにちょっと難儀した。凝り過ぎというかなんというか、どうい…

今日も『文學界』の読みきり作品の感想ですが、６作品あって結果として面白い順に読むという事となりました。（中村文則と南木佳士読んでませんが。読まないかも。） コツは巻末の執筆者の年齢をみて、若い人の作品を優先して読むことです。