『文學界』 2012.4 読切作品

いつも渋滞しない道路が渋滞してて先頭出てみたら、道幅狭くてトラックが自転車抜けなくて自転車の後をついて走っているような状態。「テメー後ろ見てデカい車は止まって先行かせろよ」と自転車乗りに言ってやりました。ただし心の中で。


朝日の反原発記事でさいきん最もケッサクだったのは、ベトナムへの原発反対の社説で、なんと驚くべきことにベトナム独裁政権だからダメなんですと。あのー、ベトナム戦争終結以来ずーっとそれでやってきてるんですけど・・・・・・。
すごい余計なお世話。というか、いままでさんざん交渉してきて、土壇場でこんなこと言われたら目が点でしょうね。
どうせ、これだけの事故が福島で起こったんだから善良な人々ならみんな原発に反対するはず。ドイツみたいになる筈。ってのが頭にあるんでしょうね前提として。その腐った頭に。でも、ベトナム政府のひとは、不幸な事故が起きましたが、より安全対策も強化されるでしょうからこれまでどおり進めましょう、と言う。え、なんで?なんで、これだけの事故起こした国から原発を輸入しようなんて思うの?たぶん社説書いた人の頭はパニックです。で、【理解が及ばないもの=悪=政府】VS押し付けられるベトナムの国民、ときう構図が頭のなかに描かれるわけです。で、さらにそういえばベトナムというのはずっと共産党政権だったよな、あれ一党独裁じゃん、みたいな。
ベトナムのような国に、ドイツのような余裕のある国と同じような決断を迫ること、これこそ断固、差別です。