『空を仰いで、』こだま和文

どうやらここで書いているような防護服で暮らす毎日なんてのは来ることはないみたいだが(そんな暮らしするくらいなら現実的にいってどっか移住するよね)、大量のゴミ処理のために沢山の人が働かねばならないのは確かだ。で、もし事故がなかったとしてもいつまでも動かすわけにもいかないし、使用済み燃料の問題もある。財政問題と一緒で「問題先送り」「未来の世代におっかぶせ」の、原発は象徴的存在だったわけで、今回の事故でそれが隅々まで顕在化したというのはあると思う。ケガの功名とか不幸中の幸いなんて言葉は間違っても使えないが。