『群像』 2011.12 読切作品

最近もっとも悲しかったのは、バイクで家に帰る途中で、スーパーの惣菜コーナーで買ったジャンボメンチカツを落としたことです。


少し前からネットのニュースとかブログで、「いいね」というボタンがあったりしますが、良いも悪いも示しようがない単なるニュースに「いいね」とは、とても違和感があったりするのですが、これ、もっと適当な言葉がなかったんでしょうか。
たぶんフェイスブックとかいうものに関連しているのだと睨んでいるのですが、フェイスブックミクシィもどういう画面なのか見たことがないので、このボタンでどういう活用がされているのかわかりません。「ツイートする」ぼたんについては、多分一般人がそれを引用しつつ、気の利いたことを言うわけでもなく、特にひねりもないことを、2、3語つぶやくだけなんだろうなあとは何となく想像がつきますが、そこにどういう意義があるのか余り見当がつきません。ニュース番組で何か大きな出来事があると街角でインタビューが行われて、予想から絶対はずれないようなコメントがそこで流れるのと、同じようなものと考えてもいいんでしょうか?


古い映画を見ていて、2000年前後頃のインターネットの検索画面が出てきたりすると、なんかあの頃はネットにちょっとワクワクする感じがあったなと少し懐かしく感じたりするのですが、今はより洗練され商業化された分、アフィリエイトだのミラーだのどこを見ても何か同じような似ているようなものばかりがでてくるような気がして、もうネットってSNSのなにかでもやって「コミュニケーション」しないときっと面白くもなんともないんでしょう。よくも悪くも実社会とはべつなところが、予想だにしないヘンなものがあったのが私的には面白かったんですが、あの懐かしさをうまくこれ以上表現することができません。まあ昔はネットをやるといったら、どこか変わっていて実社会では目立たないような人が主だったという面も少なからずあったのが良かったんでしょうか?分かりません。
ちなみにいまや、電車でとなりに座った人とまったく言葉など交わしたくないかのごとく、知らない人とメール、チャットなどする気がおきません。近々、ドコモ側の勝手な理由によって携帯の機種変しないとならんのですが、ipatさえ出来ればいいや的なとにかく安い機能の少ない機種を選ぼうかと思っています。あ、ねんのため、アイパッドではないですよ、アイパットですからね


群像、新年から安っぽい紙質でそっけないデザインの表紙になってしまいましたが、もう仕方ないですね。