『群像』 2011.10 読切作品

最近、痔の負のスパイラルになりかかっています。痛いのが嫌でちょっとした便意を感じても行かない→便がつまって固くなる→いざ出るときは固くでかくなって張り裂けそうになってトイレで汗、という。


NBAの労使交渉が泥沼化していて、今シーズンの開催が無い可能性も結構出てきました。これは様々な要因が絡んでいて、単純にいえば自由に高額契約をしたい選手と、それを全体に上限をかぶせることで抑えたい経営者との対立なんですが、ただちにどちらが悪いと私には言えません。自由主義経済なのだから自由に契約できるようにすればいいじゃないか、って話にもなりそうですが、そもそもNBAの選手自体、労働者というよりはひとつの企業みたいなところが、とくに人気選手にはあるので。
つまり売り手市場なところがあって、もともと観客動員数が少なくきつきつでやっているチームなんかは、経営者のほうが弱いともいえたりするんですよね。通常の労働問題では労働者の権利というのは、普通の商法契約以上に保護されなければならないのですが。で、経営状態の悪いチームが満足な商品を仕入れできなかったりすると余計に人気がなくなって負のスパイラルに陥るし、いっぽう、経営状態の良いチームにとっては、弱小チームのオーナーと組めばサラリーが抑えられて万々歳という思惑もあって。
だからすごく単純にいうと、ごく一部の人気選手と人気チームが悪いんだって話になりかねないんですが、かといって、チーム力が平均化されて毎年のように強いチームが変わったりする方が面白いかというと、サッカーのスペインリーグみたいに常勝軍団みたいなものがあったリーグの方が人気が出る面もあったりするんですよね。世の中には当然のごとく常勝軍団みたいなものを毛嫌いする人間がいて、そういう人にとっては例えばたまに奇跡のように勝ったりするツバメ軍団とか赤ヘルとかが燃えさせるわけで。
それにしても、WOWOWの担当者のひとは悲しいでしょうね。3チャンネルになって、NBAもけっこう取り上げる意向だったようなので。まあ私はNBAがなくなったらなくなったで、その時間競馬のことでも考えようかなとか、そんな感じですが。