『星降る夜に』高橋源一郎

途中までのコメディタッチなところ、なかなか楽しませる。ポストモダン以後、そして翻訳調文体を村上春樹他から導入されて以後、様々な形で新しい文体が形成されてきた、それが高橋源一郎のなかで結晶されたようで、このへんは貫禄なのかな。
で、後半になって、読むということがいかに貴重な体験であるかを実感する。しみじみしました。