『書評「島田雅彦『悪貨』』江南亜美子

ここで書評されているものは読んでおらず、書評として適切かどうかは分からない。また今後読むつもりもないので、全体の内容そのものもどちらかといえばどうでも良い。
しかし中ほどにあるこの記述はちょっと見過ごせないのだが。
「物が貨幣と交換される瞬間には「命がけの飛翔」があると言ったのは柄谷行人だが、」
柄谷はたんに引いているだけで、言ったのは、マルクスじゃないの? こんなのが放置されるほど集英社のチェックが甘いとも思えないので私の記憶違いかもしれないが、文脈的にはマルクスが言いそうだけどなあ。