エッセイ『世界の文学のエッセンス、俳句』夏石番矢

恐らく軽い気持ちで書いたのだろうから、非難するというのではないが、このエッセイもひっかかったなあ。
だって自分は純粋な日本人と感じることは、浮世絵や俳句を古臭いと感じることとイコールなんだからね。それが近代ってやつだから。いいかえれば、浮世絵や俳句が隆盛だったころ、「日本人」なんて観念としてそれほど強くもたれてなかったんじゃないのかな?