『naraka』桐野夏生

この人の作品を読んで、はじめて少しだけ面白いと感じた。父の臨終の言葉の意味が最後になって明かされる構造があるお陰で、短いながらも読んだなあ、という感じを抱かせる。でもそれにしても、じっさいのところ父親をそこまで憎むかなあ、というのがよー分からんのよ。