『文學界』 2009.10 読切作品

ここ数年、出版社とか書店とかに関しては暗いニュースばかりですが、自分でもこれは仕方ないかなあと思うときがあります。本屋で立ち見してこの本面白いかもと思っても、定価が2000円くらいするとつい携帯でマーケットプレイスを覗いちゃうんですよね。もともと本に限らず中古か新品かということに全然拘りがないので、本も基本的に読めればいい、という。
バイクなんかもかれこれ、今まで10台以上乗り継いできましたが、新車で買ったのは一度きり。それも生産過剰の不人気色で、定価から5割り近く安かったものです。
これだけ中古を乗り継ぐと、中古バイクの買い方に関して自分だけの秘訣とか知っているだろうと思われるかもしれませんが、色々失敗から学んではいます。まあ私が乗る排気量のクラスは走行距離はクルマと違って全く参考にならないことだけは確かです。キートップやスイッチ、グリップのスレ具合からして、確実に10万キロいってるだろうというものが、7000キロとか表示されていたりします。最近はそういう極端なものはないのかもしれませんが、じつは良モノにめぐり合える盲点がここにあって、1万キロ以上走ってるとなぜかぐんと価格が安くなるんですよね。キレイなバイクなのに走行距離が多い、これが狙い目です。汚いバイクで走行距離が短いものより殆どの場合お買い得です。
それと、同じ車種同士の横の価格の比較は全く意味がないこと。中古では同じ車種でも違う商品と考えねばなりません。A店では30万のものがB店で25万だと、どうしてもB店で買いたくなるのですが、たいてい5万安いだけの理由が存在します。その5万安いだけの理由を"細かいことは目をつぶって"なんて考え安い方を買うと必ず後で後悔します。


バイクの事なら延々書けてしまいそうですが今日はこのへんで。