『群像』 2009.7 読切作品

先日RCサクセションのエッセイのことを書きましたが、今読み返すとBOΦWYや尾崎豊を韓国の歌謡曲ぽいとか書いてあったりするんですが、それってどうなんですかね。いかにも近隣アジア蔑視な表現ですが、正直にいってしまえば、日本人の一般的な感覚として韓国=アジアっぽいもの=なんとなくダサイというのはあったでしょうからそれはいいんです。でも、それを言うなら一般人にはよほどBOΦWYや尾崎豊のほうがRCなどより受けて居たのですが。(とくに尾崎豊のファーストアルバムの曲の数々は、カラオケで歌われる回数といい、異常な影響力ですね。)どうも整合しません。
ともあれ、BOΦWYが歌謡曲っぽいというのは多少分かる話で(韓国かどうかはともかく)、後のビジュアル系メロディアスロックの基礎みたいなものでしたからね。あれがグレイとかにつながるのでしょう。
尾崎豊は・・・、これはスプリングスティーンですよね、どう聴いても。


文芸誌の最新号では春樹春樹と、新作を読むつもりのない私はトホホです。


芥川賞が決まりましたね。