『新潮』 2009.7 読切作品ほか

読み終わった一年くらい前の『文學界』を4冊ほど、捨てずにブック○フに持って行きました。買い取り価格は0円でございますと言われるのもなんか恥ずかしい気もして、ゲームソフト2、3本と一緒です。
1000円前後の金額を受け取り、買取明細レシートをよく見てみると、4冊で240円になりました。いったい幾らで『文學界』なんか売るつもりなのか知りませんが、こんな本買い取って大丈夫なんでしょうかブッ○オフ。
(←ト○ジャー○ァ○トリーの事書いたらへんなTBが立て続けに来たので伏字。)


『新潮』の7月号に戦争体験の継承について興味深いエッセイがありましたが、先日、若い(といっても30手前)女の人と話していたら、なんとその人はごく真面目に冗談でなく、"ムソリーニ"を知らない聞いたことがない、という。物凄く驚いたのですが、むろんその人は高等教育をきちんと終えている訳です。(ちなみにさすがにヒトラーは知っていました。)彼女に、履修科目に世界史があったかどうかは聞きませんでしたが、そもそも世界史の授業以前のような気もします。日本の現代史のなかで出てきても良い名前でしょう。
いくら女性で、したがって政治とか軍事とかに興味がない場合が多いとはいえ、これでは継承どころの話ではないですね。
つねづね思うのですが歴史の授業は大化の改新とかから順繰りに教えるのではなく、まずは近・現代史をきちんとやるべきなんじゃないでしょうか。私が学生のころは教科書に現代史があってもたいてい江戸期(世界でいうとフランス革命とか独立戦争あたり)で時間切れだったのですが、この慣習は今も続いているのでしょうか。


で、その『新潮』について。