『ニコニコ時給800円 其ノ壱マンガ喫茶の悪魔』海猫沢めろん

その弐以降もあるのだろうか。色々マンガについて固有名詞が出てくる所などこの作品の面白さの一つだろうが、それほど詳しくない人にはその面白さが伝わりにくい所はある。戯画的に過ぎるきらいがあったので、評価は低くしたが、毎月の文芸誌のどこかに必ず見られる訳でもないこういうコミカルな作品の存在は、歓迎しておきたい。
同じ号の天埜作品と共通するところがあって、私が一番面白いと思ったのは、フリーター同士が内心互いを軽蔑しているところ。