『新潮』 2009.5 読切作品

さて文芸誌の最新号は新人賞の発表があれば、新人賞第一作掲載などもあり、全体として結構賑やかなふうに私としては感じている昨今、すっかり暖かく、というか通り越して暑くなってしまいました。
今年も嫌な季節が訪れようとしています。
どっかのエッセイで確か藤沢周氏が冬が好きだみたいな事を書いていましたが、私も断然冬が好きで、そしてその理由は藤沢氏とは違って実利的なものです。
それは、日が早くに暮れること。皆さん家路に着くのが早くなるので夜は7時くらいになると道路がかなり空いてくるのです。5時過ぎてからスーパーに行ったりすると帰りが楽です。遅くに買い物出たりすると惣菜が安かったりしますし。
それとなにより冬は食べ物が腐りにくい。せっかく作った料理を腐らせてしまうのは家事好きの私にとっては、最悪の失態です。作る労力やコストからも悔しいのですが、あの腐った食べ物の何とも言えない独特のバクテリア臭がたまりません。ツンと来るんですよ。あれを片付けるのは本当に気が重いものです。これ以上菌が繁殖しないようにとティッシュにキッチンハイターを沁み込ませてゴミ袋を二重三重にして捨てていますが、この捨て方で良いかどうかは分かりません。
あともう一つ。夏と違って洗濯物の量・回数が少なくて済む。これも大きいですね。夏は薄手のシャツとかすぐ洗わないと汗染みが落ちなくなります。あ、でも冬と違って乾きは早いという利点はありますね。ウーム。


と今回もどうでも良いことを書きましたが、文芸誌の最新号に話を戻すと、なんか星野智幸氏の新連載が『新潮』で始まるようです。奥泉・平野と連載が終わり一時は買う事に関して迷いの生じた『新潮』ですが、5月号にも抜群に面白い作品がありましたし、この新連載でなんとか続くことになるのでしょうか。
というわけで、その5月号について。