『群像』 『新潮』 2009.3 読切作品 残り

偶然、辻仁成氏が再結成エコーズ?としてTVで歌っているのを目にしてしまいました。
で、聴いた瞬間、うわヘタ!と思ってしまったんですね、いやその演奏じゃなくて唄が。いやこんな書き方失礼かもしれないので、ちょっと言訳させてもらうと、昔聴いたときは、そんなに格別にヘタとは思わなかったんですね、確か。
これは後付のこじつけかもしれませんが、おそらくこのブランクの間、この10年20年のあいだに、日本のポピュラー歌手の歌唱力が結構上がったんですよ、きっと。ウタダヒカルとか平井堅とかね、ああいうのが主流で、久保田利伸が孤軍奮闘していた頃と違うんですよね、環境が。発声法というか声の扱い方がなんか変わってしまった気がするのです。
辻氏は小説が評価されてほんとうに良かったと思います。