『文學界』 2008.12 読切作品など

ちょっと前のケニアでの暴動のドキュメンタリーをTVで見たのですが、私が興味深いなあと思ったのは、騒動の発端が総選挙であるということ。対立を数の勝敗によって止揚するはずの選挙が、かえって対立を顕在化させ意識させているということです。
それまで近所に住んでいて、同じサッカークラブで活動していた友達が、選挙をきっかけに殺し合いまでしてしまう。
とはいえ、私がいいたいのはだから選挙なんて止めましょうではないです。おそらく民主主義というのは、必要悪みたいなもので、これ以外の制度を簡単に選択できるとは思えないですからね。