『生き延びるためのアメリカ文学』都甲幸治

先月号の、デリーロを弁護した9・11テロの解釈はありきたりで少し退屈したが、4月号ではエリクソンの近況を教えてくれた。昔は結構私も翻訳小説読んだのだが、今でもエリクソンの作品は棚に残している。重たい内容のものが多く、あまり再読もしないのだが、私が知ってるアメリカの作家としては唯一語られるべき作家といっていいだけに、なんとなく残している。彼の作品でつまらなかったものは無い。