『ラップタイム』澁谷禎之

これは…一番苦手なタイプ。
若気の至り的馬鹿騒ぎと、都会の雑踏での淡い儚い触れ合いみたいな作品は、もう沢山だ。40、50になってこういう生活しているような人を書くのであれば面白いかもしれないが。しかも最後の方での車内酔っ払い女性の叫びなどは、エンタメ系小説というかテレビドラマ的ですらある。
読めるが、私には何も残らなかった作品。否定的でもいいから、何か残して欲しいという気になる。