『新潮』 2008.1新年号 連載作品

新年号について書こうとしてふと気付いたのですが、今日で1周年。こんなこと(このブログ)1年もやってたんですね。始めた当初はほとんど何の目論見もなかったのですから、ちょっとした驚きです。
きっと不定期なのと、読者があまり居そうもないのがいいのでしょう。書きたくないときは書かなくて良いんだという気楽な気分でいられる、という意味で。


ところで新年号はどこも力入ってますね(すばるはマイペースですが)。
各誌新連載が目白押し。小説では、絲山秋子村田喜代子伊藤たかみ鹿島田真希。ほか評論の新連載なども。『新潮』と『群像』がとくに力入ってて、カラーページとかCDつけたりとか、新しい試みをしてます。(あくまで文芸誌としては、程度のものですが。)群像の11月号が売り切れてしまったように、もしかしたら文芸誌、もともと売れないなりにも少し上向いてきてるのでしょうか。絲山秋子はエッセイは面白いんだけど、さてどうでしょう。単発作品には言及しないことが多い当ブログですが、連載であればとりあえず目を通す可能性は高いです。


それにしても『新潮』の附録CD、はげしく要らないんですけど。
これだけで『新潮』を購入しようかどうか迷ってるディープな古川日出男ファンには申し訳ないですが、このまま聴かずに次のゴミの日に捨てるでしょう。邪魔なんですよね。巻末のほうが固くて丸まらないと、寝転がって片手で読んだりする私にとっては紙面全体が読みにくくて仕方ないんです。これも特別定価の内かと思うとなんか悲しくなりますが。


今日は例によって連載作品に軽く触れるだけ。発売されて日が浅いのでネタバレは最小限度にということで、軽くです。