『ピストルズ』阿部和重

普通ピストルズといわれると拳銃を思い浮かべるわけだけど、pistilsとなっていてスペルが違うなあどういう意味なんだろうなあとはずっと思っていて、今日調べたらめしべとかそういう意味らしい。
ついでにこの作品が神町クロニクルの第二部であることも知った。
連載開始当初の、ファンタジーっぽい寓話的な作品かもしれないという不安はほぼ解消したかのような最近の内容で、米軍占領下の出来事とか産廃施設問題とか、地方都市をめぐる、人間を醜くさせるやるせない出来事などが描写されている。こういうのは、未だにアクチュアルな問題だと思う。
とりあえず最初期待しないで読んでいたんで、連載開始のころどういう内容だったかあまり覚えていない。暇があったら読み返そう。