2009-05-08から1日間の記事一覧

『おっとうらくの』吉原清隆

別にここみて買う人がいるとは思えないのでそれほど気にしていないのだが、この生来の怠惰に打ち勝って発売期間中に言及できれば良かった、そう思うくらい文芸誌5月号のなかで必読の一作ではないか、と思う。『すばる』なのにね。 この人は前作も面白く、そ…

『すばる』 2009.5 読切作品

先日ここでも書いた諏訪氏の最新作のなかで、苦痛と快楽は隣り合わせであるとかいろいろ快楽について語られていたのですが、何かと自意識が邪魔をする人間である私は、性の現場に擬似暴力を持ち込むのにちょっとついていけない所があります。 いきなり「痛い…